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ITストラテジスト取得の話①(情報処理技術者試験)


本日からはITストラテジスト対策です。
ITストラテジストはエンジニアが取りたい資格として非常に人気があり、また、営業にも人気の資格です。

ITストラテジストとは

試験概要はこちら

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/st.html

対象者像

高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術(IT)を活用して事業を改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。また、組込みシステム・IoTを利用したシステムの企画及び開発を統括し、新たな価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進する者

すごく簡単に言うと、システムの企画や提案をする人です。システムを作る人、導入する人、導入後にサポートする人、ではありません。ですので、営業が取得するのも頷けます。営業職でも資格手当が出ている会社もたくさんあります。


試験の難易度は非常に高いです。情報処理技術者試験のなかで一番難易度が高いという意見もあります。ただ、難易度については普段どういった仕事をしているか、によるところが大きいです。

普段企画や営業的な仕事を全くしないエンジニアの方は、ネットワークスペシャリストなどと比べて難易度が高いと感じるかもしれません。逆に営業職の方が受ける場合、情報処理技術者試験の高度資格の中では一番難易度が低いと感じるでしょう。

 


試験に対処しやすい人

営業・セールスエンジニア

大規模システムや新技術を使ったシステム提案を中心で行っている営業職は対処しやすいと思われます。システム的なことも試験で問われますので、セールスエンジニアなどは非常に対処しやすいです
システム導入までがITストラテジストの活躍するフェーズですので、導入を担当するエンジニアの方々は仕事とは違った視点が必要になるかもしれません。

システム導入責任者

システム導入責任者も試験に対処しやすいです
システム導入の費用対効果、企画しているシステムが会社の方向性に合っているか、などを日々考えている方はまさにITストラテジストの役割とマッチしています。
システム的な問題が午後1で出題されますので、そこを重点的に対策しつつ、
論文を書けるように練習する必要があります。

他の論文試験合格者

試験の午後2は論文です。そのため、システム監査、プロジェクトマネージャ、システムアーキテクト、ITサポートマネージャに合格している方々は午後2に対処しやすいです。
ただ、論文もITストラテジストの視点で論述する必要があるので、そこは注意が必要です。また、得点が安定しにくい午後1対策も必要です。


普段そういった役割はやっていない。。。


はい、そういう人も多いと思います。ただ、きちんと準備して学習していけば合格は可能です。難関資格だからチャレンジしてみたい、という理由で受験して取得した資格マニアの方もいます。そういったIT関連企業で働いていない方でも、準備していけば取得できます。

 

私が合格したときも、仕事ではITストラテジストの役割はしていませんでした。営業でもセールスエンジニアでもなく、もちろんシステム導入責任者でもありませんでした。主にシステム導入や運用サポートの仕事を中心に行っていたときに合格しています。その際にはプロマネやシステム監査は既に合格していましたので、論文試験自体には慣れていました。

 

きれいごとを言うわけではないですが、情報システムに関わる人間であれば、ITストラテジストの視点を持つこと自体は非常に重要だと思います。会社の方針に合っているか、システム導入で新たな価値を創出できるか、など、仕事でシステム導入部分や運用サポートを行っている方々にも必要な視点だと思います。

 

そういった意味でも是非ITストラテジスト試験について学習をしていただければと思います。また、会社で報奨金を用意していることも多く、是非合格したいですね。

 

試験対策は次回以降です。

論文はいつもの論文集で対策しました。論文試験全体に対しての知見も深まり、他人の論文を参考に色々学習可能です。