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ITストラテジスト取得の話④ 午後2対策(情報処理技術者試験)

今回は午後2対策です。この試験の最難関ポイントです。
ただ、論文を書くことについては一度技術を身に着けてしまえば安定して力が発揮できますので、どんどん練習して論文を得意にしましょう。

試験概要

  • 試験時間120分 14:30~16:30
  • 3問中1問選択
  • 各設問はアイウの3題に論述で回答&テンプレート記載

傾向・難易度

傾向
  • 他の情報処理の論文試験と同じです
  • 3門から1門選択、各問題には以下設問があります
     設問ア:800字以内
     設問イ:800字以上〜1600字以内
     設問ウ:600字以上〜1200字以内
難易度

結論から言うと午後2は非常に難易度が高いです。


統計資料を見てみると2021年の午後2試験合格率は31.3%です。
同じく論文試験のあるプロジェクトマネージャは46.6%、論文はないネットワークスペシャリストは44.6%、と見比べると合格率が非常に低いです。1/3以下というのは脅威ですね。

 

午前試験、午後1試験の記事でも触れましたが、ITストラテジス試験の午前2突破率は90%以上です。ここからわかることは「90%以上の受験者がこの試験の準備をきちんとしてきている」ということです。そういった受験者の上位2/3が午後1(合格率66%)を突破してきて午後2を受験します。その中で上位30%の論文を書ききらないといけないので、合格者のレベルも高いです。

対策

他の試験の論文試験と同じで、一番の対策は過去問を解くというものになります。

去問を解く=論文を書く&添削する&書いたネタをブラッシュアップする

ということを繰り返し行いましょう。

この行為を繰り返し行っていれば、自分の課題が見えてきます。書くのが遅い、書くべきネタがなく書けない、書くべきネタはあるが文字数が足りない、などです。これらの課題を1つ1つ解決していけば、少しづつ評価の高い論文が書けるようになります。

課題の解決

ここではよく出る課題についての解決策を紹介します。

1.書くのが遅い

こちらは非常によく出る課題です。ただ、何度も繰り返し1000文字以上の論文を書いていれば自然と書くのが早くなります。また、早く書くと手の筋肉が限界を迎えることもありますので、書きやすいシャーペンを用意するなど工夫してみましょう。

私の使っていたシャーペン

私は以下シャーペンを使って論文試験に臨んでいました。偶然だと思いますがこのシャーペンで受けた論文試験は100%(5/5)の確率で合格しました。自分に合ったシャーペンを見つけ出し、試験には2本は持っていきましょう。

 

2.書くネタがない

こちらはネタを集めましょう。集め方には2つあります。

 2−1自分の経験からネタを集める

自分で関わった仕事などの経験を整理しネタを集める方法です。自分で経験していることですので、論文を書く時にも頭から引き出しやすいです仕事で関わった営業、システム導入責任者などから話を聞いたり、案件概要を調べることで内容を整理します。システム導入の目的、KPI、KGI、スケジュール、コストなどに着目し整理しておきましょう。

 2−2過去問や参考書やWebからネタを集める

あまりITストラテジストや営業に関連がない仕事の場合、ネタを集めるのも大変です。その際は過去問や参考書やWebからネタを集めましょう。オススメは午後の過去問です。午後1試験の長文はまさにITストラテジストとしての活躍などが書かれているものですので、ネタには困らないです。こういった本からの知識は自身の経験ではないため忘れやすいので、何回も復習をしてネタとして完成させましょう。また、ページ最後に紹介している論文集のネタを使いやすいようにアレンジさせるのもオススメです。

3.文字数が足りない

こちらもよく出る課題です。
文字数が足りない=具体的に書けていない 
と考えていいかと思います。

具体的に書くためには

具体的に書く方法はいくつかありますが、一番効果的なのは数字を入れることです。
例えば、以下の2つの文章は下の文章の方が具体的といえます。
 この案件は多くの時間とコストが掛かっている
 この案件は発足から導入まで6ヶ月という期間で、3000万円の費用がかかっている

数字を入れるのが一番効果的で、採点者にも実際に経験したことだと理解してもらいやすくなります。なるべく数字を入れて具体的に記載をしましょう。

4.そもそも論文の書き方がいまいちわからない

こちらは参考書で学習しましょう。下で紹介している論文集や参考書をもとにきっちりと書き方を学びましょう。プロマネ対策の以下のブログでもはじめての論文対策を紹介しています。

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使用したオススメ参考書

論文対策に特化した論文集です。他の論文例が見れるほか、論文の基本的な書き方についての記載もあり、1冊あっても損はしません。

 

総合的な午後対策の参考書です。論文の書き方やネタ集めなどについても記載があります。

 

プロマネ対策の著者が書いた論文対策の参考書です。非常にまとまっており、一読してみてください。

 

論文は努力した分だけ上達します。何度も論文を書く、問題文を読んで何を書くか設計する、など繰り返せば必ず合格論文が書けるようになります。

合格を目指す皆さん、頑張りましょう。