ITストラテジスト試験について4回に分けて対策などを書いてきました。今回は対策のまとめとして、参考書、勉強方法、スケジュールについてまとめます。
参考書と学習方法
午前、午後1、午後2でそれぞれオススメの参考書と学習方法です。
午前
以下参考書で勉強しました。繰り返し解くのみです。
勉強方法については過去のブログで記載しています。
午後1
以下参考書で勉強しました。
過去問が多く載っておりますので、これだけでもいいと思います。
勉強方法についてはこちら。読解だけでは回答できないパターンを覚えましょう。
午後2
午後1対策としても使った情報処理教科書に加えて、論文集を使って勉強しました。論文の過去問は10ほど書いたと思います。書けなかったは論文集を読むことでネタを仕入れつつ、論文集にあるコメントなどを参考にして読んで勉強しました。
勉強方法は前回のブログで記載しています。
学習スケジュール
対策のスケジュールを作成しました。
色がついているセルで学習実施、ピンクのセルは重点対策期間です。例えば午後2の「論文過去問を実際に解いてみる」は4ヶ月前〜1ヶ月前までが重点対策期間です。
5ヶ月前から開始の想定で作成しています。
- 午前はスキマ時間で対策で十分なので、重点対策期間は直前だけです。
- 午後1は長文読解の勘を鈍らせないように、5ヶ月前から過去問を解き始めましょう。ある程度解いたときに、読解だけでは回答できないパターンをまとめ、最後の1ヶ月も継続して過去問を解くことをオススメします。
- 午後2は最難関ですので、過去問を解く期間をかなり長く取りました。過去問を解く=論文を書く&採点をする という経験を多く積み、論文自体を得意にするようなスケジュールとしています。
あくまで例でですので、一度過去問を1年分通して解いてみて、午後1・午後2のどちらの力が足りていないかを判断し、その対策を中心にスケジュールするのがいいと思います。午前はスキマ時間で十分対策できるので、まとまった時間は午後試験対策のために使いましょう。
体験談
私の場合はITストラテジストの前年春にプロマネ、前年秋にITサービスマネージャ、春にシステム監査技術者を受験しており、かなり受験慣れしていました。そのため論文には慣れていたため午後1対策を中心に行いました。実際の試験では手応えはなかったのですが、午後1だけは努力した分やりきった感がありました。論文なれしていたこともあり、無事合格できたのだと思います。
午後1は他の試験と比べるとITの細かい知識は不要ですが、長文中にヒントがなく発想で回答する設問が多いので、パターンとして憶えることに時間をかけました。ITストラテジストの午後1問題は読み物としても面白いものも多く読むだけでも勉強になります。気分転換に午後1問題を読むこともオススメです。
試験会場はシステム監査についで年配が多かったと思います。30代、40代が中心で50代20代もボチボチという感じです。試験の特性からか、スペシャリスト系の試験よりもSEっぽい人は少なく、コンサルっぽい(完全な決めつけですが。。)人が多かったと思います。
最後に
ITストラテジストはかなり難易度が高いとの意見もありますが、1つ1つ課題を解決していけば必ず合格できます。合格を目指す皆さん、諦めず頑張りましょう。
記事の更新はするかもしれませんが、ひとまずITストラテジストについては終了です。